先日、芥川賞を受賞した弊社の塾教育部、
進学塾作人舘盛岡教室の講師「沼田真佑」先生の
受賞作「影裏(えいり)」が単行本として7月28日に発売されました!
さっそく私も購入し、読んでみました。
95ページと短めなので、芥川賞だからと身構えることもなく読み始められますし
お値段も1,080円とお手頃です。
読む前に、この小説が震災小説とカテゴライズされているのをみたのですが
実際に読んでみると震災やその他のテーマ一つにフォーカスしているわけではなく
それぞれの事柄が主人公を取り巻く日常として描かれているように感じました。
同じ岩手に住んでいても、震災の被害が大きかった地域もあれば、あまり被害が無かった
地域もあり、震災が心に与えた影響もその人その人によって異なるものだと思います。
あくまで私の感想ですが、この作品は、その点において腑に落ちました。
他の人の感想も聞いてみたい、そう思える作品でしたので是非皆さんも読んでみてくださいね。